倫理方針

ヒトの試料及び情報を扱う業務に関する倫理方針

近年の遺伝子解析技術の発展は、その結果が患者本人だけでなく血縁者にも影響を与え得る遺伝性疾患の診断を可能にしています。また、これら診断・検査技術の開発や、医薬品の開発過程において、研究材料として、血液、尿、細胞、組織などのヒトの試料が使われ、加えて最近では検査の測定値や疾患履歴等の情報が使用され始めています。

これらにより、医薬品等の研究開発や診療の面において進歩的な恩恵がもたらされていますが、同時に試料や情報の提供者に対しては倫理的配慮の重要性が増しています。当社は、ヒトの試料や情報を使用する受託試験や研究開発等においては、それらの提供者の人権を守り、生命の尊厳を重んじ、法的、倫理的及び社会的正当性を以てこれらを実施するために、関連する省庁及び学会の指針やガイドライン等に従い、次に掲げる事項を遵守します。

1. 個人情報の保護

ヒトの試料や情報を使用する業務及びその他の個人情報の秘匿が要求される業務においては、それらの提供者の匿名化を行った上でこれらを実施します。

2. 自由意思による同意(インフォームド・コンセント)

ヒトの試料や情報を使用する業務は、試料や情報の提供者にその目的、方法、結果の開示方法等に関する十分な説明が行われ、インフォームド・コンセントが取得されることを実施の前提とします。

3. 倫理審査

ヒトの試料や情報を使用する業務を行う場合は、その有用性並びに法的、倫理的及び社会的正当性をメディフォード株式会社の倫理審査委員会に諮問し、審議・承認を受けた上で実施します。

4. 準拠資料

ヒトの試料や情報を使用する開発研究等

人を対象とする医学系研究に関する倫理方針(2017年2月28日一部改正 文部科学省、厚生労働省)
人間を対象とする医学研究の倫理的原則(ヘルシンキ宣言)(2013年10月改正 世界医師会)

2023年11月1日制定
メディフォード株式会社
代表取締役社長 清水 啓